個人のお客様ブログドナーの助けにより親になられる方が知っておきたい7つのこと
ドナーチャイルドの親

ドナーの助けにより親になられる方が知っておきたい7つのこと

ドナーの助けにより生まれた幸せな子ども

多くの方々にとって、お子さまを授かるのにドナー精子を使うプロセスはまったく未知のもので、戸惑うこともあるでしょう。この記事では、ドナーの助けにより生まれた子どもの親になる過程で知っておきたい7つのことをまとめています。 

1. ドナー精子での妊娠を積極的に選ぶ人も、次善策として選ぶ人もいます

 子どもを持つという夢を実現するために、様々な人々が精子バンクや卵子バンクの助けを借りています。精子バンク・卵子バンクの利用を積極的に選ぶ人もいますし、次善案として選ぶ人もいます。同性カップルにとっては、ドナーの助けにより妊娠するのは自明な選択です。一方、その他の方々にとっては、精子バンク・卵子バンクの利用はもともとの計画ではなかったことでしょう。不妊に悩むカップルは多くの場合、長い期間妊活に励まれた末に、不妊治療クリニックや精子・卵子バンクへの相談に踏み切られています。

不妊に悩むカップルと同様に、多くの独身女性や男性がパートナーと家族を作りたいと願ったものの、その機会に恵まれなかったり、気づいたときには好機を逃してしまっていたりします。この4年間、精子ドナーの手を借りて家族を作りたいと考える独身女性の数が増加しています。クリオスのお客様の半数以上は選択的シングルマザーですが、次善案としてドナー精子の利用を決めた女性だけでなく、なかには自分らしく子育てしたいという理由でシングルマザーになることを選択した女性もいらっしゃいます。 

2.  治療やドナーの希望を叶えるために外国へ行く人もいます

2020年には当社のお客様の23%が、望む不妊治療を受けるために他国へ出られています。不妊治療を受け、家族を作るという願望をもって国境を越えることは、不妊治療ツーリズムあるいは生殖ツーリズムと呼ばれています。

お客様がお住まいの国の法規制が原因となり、不妊治療ツーリズムが必要とされることがほとんどです。世界の国々では、ドナーの精子・卵子を用いての不妊治療に関して多種多様な法規制があります。一例を挙げると、身元開示されたドナーが利用できるかという点がありますが、これが違法となる国もあれば、逆に義務づけられている国もあるのです。そのため、希望のドナーのタイプを使うためには国境を越えなければならないこともあります。

不妊治療クリニックがレズビアンカップルや独身女性が子どもをもつ夢を叶える手助けをするのは、国によっては違法とされているのです。お客様の国の不妊治療に関する法規制についてご質問があれば、カスタマーケア[email protected])までお問い合わせください。

自分ひとりで子どもを育てたいと願う選択的シングルマザー

自分ひとりで子どもを育てたいと願う選択的シングルマザー

3. ありったけのサポートを受けるのが大切です コミュニティやサポートグループに入りましょう

ドナーの助けにより親になることは次第に広がりつつありますが、慣例ではないため、ひとりぼっちに感じることもあります。でも、ひとりではありません。インターネット上には、親になるまでの道のりをサポートし、アドバイスをくれるグループがたくさんあります。

ドナーの助けによりお子さまを授かることを考えていたり、すでに授かったすべての方々のために、クリオスはFacebookにファミリー・ドリームズというサポートグループを開設いたしました。ファミリー・ドリームズのようなコミュニティに参加したら、家族を作るという道のりに立ちはだかる障害を乗り越えられることもあるでしょうし、支えられていると感じられるかもしれません。不妊に悩んでいらして、もっと詳しくお知りになりたい場合には、All About Fertilityのオンラインサポートフォーラム(男性向け、女性向け)もご覧になってみてください。

4.ドナー精子の助けで親になる人が考えておきたいことがあります

ドナーの助けにより子どもを授かりたい方は、子どもをを持つときにたいてい考えるようなことに加えて、さらに考えておきたいことがあります。

  • クリニック探し:不妊治療を受けるクリニックが見つかったところで、当社がドナーの精子・卵子についてはお手伝いします。不妊治療クリニックには頻繁に通うことになりますし、治療には様々な感情の起伏が伴うことがあるかもしれません。ですから、ご自分に合ったクリニックを見つけることが重要です。
  • ドナーのタイプの決定:精子ドナーを決めるときには、基本プロフィールまたは詳細プロフィール、身元開示ドナーまたは身元非開示ドナーのいずれかをお選びいただきます。ドナーをお選びいただく前に、上記のリンクからそれぞれの選択肢についての説明をお読みください。
  • ドナーの選択:不妊治療を受けるクリニックが決まりましたら、身体的特徴、人種、教育などで、ご希望に合う精子ドナーを探します。クリオスの無料精子ドナー検索では、様々なパラメータで絞り込んでドナーを検索することができます。
  • ご注文:不妊治療クリニックの方針や治療の方法に応じて、所定のMOT(運動精子の数)の精子をご注文いただきます。クリニックによっては代わって注文してくれるところもありますが、ご自分で当社に直接注文されるように勧められるところもあります。間違いのないように、必ず不妊治療クリニック、あるいはクリオスのカスタマーケアからの助言を受けるようにしてください。
  •  将来の治療のためのお取り置きの検討:将来の治療でお子さまと遺伝的なつながりのあるご弟妹を希望される場合には、精子ストローのお取り置きをご検討ください。

5.ご自身と生まれてくるお子さまに合ったドナーを選ぶのが大切です

たくさんのドナーの中から決めるのは圧倒されそうですが、将来生まれてくるお子さまに大きな影響を与える重要な決定です。ご自身やパートナーに似たお子さまを望まれているのであれば、精子ドナーの身体的特徴は当然、重要になります。実際、79%のお客様がドナーを決定するうえで、身体的特徴を最も重視していると回答しています。

外見に加えて、お子さまが18歳の誕生日を迎えるときに、どの程度の情報にアクセスできようにするかもご検討いただく必要があります。基本プロフィールか、詳細プロフィールのどちらかをお選びください。基本プロフィール付きのドナーで得られる情報は、髪や瞳の色、人種、民族などの身体的特徴のみとなります。詳細プロフィールでは、教育、家族構成、ドナーの子どもの頃の写真など、より詳細な個人情報が得られます。

 さらに、情報の量だけでなく、身元開示ドナーあるいは身元非開示ドナーかのいずれかをお選びいただきます。身元開示ドナーをお選びいただくと、お子さまが18歳になるとドナーに連絡を取ることができるようになります。なお、クリオスでは半数以上のお客様が詳細プロフィール付きの身元開示ドナーを希望され、実際に選択されています。ドナーを選ぶ際のヒントが欲しい方は、こちらの精子ドナーの選び方ガイドをご覧ください。 

お子さまの将来のために、ご希望に合ったドナーを選ぶことが大切です

6.ドナーの助けにより生まれるお子さまが第一子である必要はありません

ドナーの助けによりお子さまを授かった方の中には、すでに上の子がいる場合もあり、その子ども(たち)もドナーの助けにより授かった場合もあれば、そうでない場合もあります。ご弟妹を望む方も多いため、ドナーの助けにより授かったお子さまが複数いらっしゃるご家庭が多くなっています。また、同性カップルや不妊に悩まれているカップル・ご夫婦では以前のパートナーと間にお子さまをお持ちの場合もあるため、すでにご家庭にお子さまがいらっしゃる割合が高くなっています。

 すでにお子さまがいらっしゃるのは同性や不妊のカップルに限られたことではなく、今いるお子さまに弟妹を作りたいと考える選択的シングルマザーの方や、以前には問題なく妊娠・出産したものの、その後妊娠に際してドナー精子や卵子の手助けが必要となった二人目不妊のカップルの場合もあります。

7.ドナーの助けにより生まれたお子さまも、ほかのお子さまと同じです

ドナーの助けによりお子さまを授かった方々がよく心配されることに、お子さまの心が健康に育つかという点があります。しかし、ドナーの助けにより生まれた人たちは概ねとてもうまく育っていると研究が示していますから、この心配は根拠のないものです。家族研究を専門とするSusan Golombok教授は以下のように語っています。

「子どもたちというのは、どんな家族形態であってもすくすくと成長します。重要なのは、子どもと親の関係の質なのです。それに加えて、家族が自分の暮らす地域社会でどれだけ受け入れられているかということも重要です」

また、親御さんが特別な努力を重ねて授かった子どもだということをお子さまは知るべきでしょう。研究ではさらに、出生から正直であり、子どもが幼いうちからどうやって子どもを授かったのか(出自)に関する話をしていくことが大切だと示しています。たとえば、ドナーの助けにより生まれたEmmaは、生まれてすぐに自身の出自について聞かされています。