Marisa - ポルトガルの選択的シングルマザー
Marisaはいつも母親になりたいと思っていましたが、ついにパートナーなしに一人で暮らす方が幸せだと気付いて、親になる夢を掴むのに助けが必要となりました。Marisaがどうやってドナーの助けで授かった子どもの母親となったのか、彼女の物語をお読みください。
シングルマザーへ向けての道筋
「私の息子、Jose Mariaは私の人生最大の喜びで、夢を叶えるためにクリオスのドナー精子を使って本当に良かったです。
私はいつも母親になりたいと思っていましたが、以前のパートナーたちとは本気で話し合ったことはありませんでした。2005年になって、とうとう私はパートナーなしに自分一人で暮らすのが幸せだと気づいたのです。唯一欠けていたのは、人生を一緒に生きて物事を教えたり、愛情を注いだり、自分が世界をどんな風に見ているのか示すことができる誰かです。私には、子どもが欠けていたのです。その頃、ポルトガルでシングルの女性として不妊治療を受けられる可能性を探り始めました。当時は、シングルの女性がポルトガルで不妊治療を受けるのは不可能でした。幸いなことに、2006年に法律が変わったため、それ以降は選択的シングルマザーになる可能性を本気で考え始めました。
シングルマザーになる考えについて他の人に話してみると、たくさんの人が、誰かに出会って気づかれないようにその人の子どもを作ってしまえばいいのに、とアドバイスしてきました。でもそれは私がしたいやり方じゃなかったのです。私はその過程を自分で管理したかったので、精子バンクの助けを受けることを選びました。自分の息子が人を騙すことからではなく、愛情から生まれてほしかったのです。
利用できる精子ドナーを見る際に私にとって一番重要だった要素は、ドナースクリーニングの過程が広範であることでした。クリオスでは医学検査、血液型、ドナーの家族の遺伝に関する徹底的な検査を見ることができました。子どもには健康であってほしかったので、クリオスで精子ドナーを選ぶことで、それを適えることができました。」
ドナー精子で不妊治療を始める
「ポルトガルの公的制度から私が財政支援を受けられる手段があるかを調べるのに、たくさんの時間と労力を費やしました。残念なことにそういったものはなく、代わりに私はクラウドファンディングのキャンペーンを始めました。幸いなことに、私が親になるまでの道のりを支援したいというたくさんの親切な人々がいて、不妊治療に十分なお金が集まったので治療を始めました。振り返ってみると、私は最初からこのクリニックに行くべきだったように思います。ドアをくぐった瞬間から、ここが自宅のように感じたからです。こんにち私は、息子Jose Mariaの幸せな母親です。」
家族と友人たちからの支援の重要性
「選択的シングルマザーになる際に、最も重要な要素の一つは家族と友人からの支援です。2020年に私がとうとうシングルマザーになると決めたときには、子育てを手伝ってもらいJose Mariaを知ってもらうために、両親と祖父母の近くに住もうと、別の街へ引っ越しました。子どものそばにいる時間を 十分にとるために仕事も変えました。
全体的には、家族や友人たちは私の選択的シングルマザーになるという願望にとても前向きに反応してくれました。 特に母からたくさんのサポートを受けたことで、この旅が可能になりました。平日は母や祖母が私をたくさんサポートしてくれたので、私たちの関係は一層強いものとなりました。姉や甥たちともよい関係を築いています。Jose Mariaといとこたちの間の愛情を見ていると、Jose Mariaに弟か妹を与えてあげたくなります。簡単なことではないでしょうけれど、母としてはできないことはないはずです。」
シングルマザーになることを考えている女性たちへのアドバイス
「選択的シングルマザーになるのにパーフェクトなタイミングというのは、きっとないのでしょう。私のケースでは、選択的シングルマザーになると決心したちょうどその時に、パンデミックが始まりました。自分にぴったりの男性がやってくるのを待っていたいから、ずるずると先延ばししたくなるかもしれません。でも、その人が来ないかもしれないし、手遅れになる前にシングルマザーになることを考えてみるようにアドバイスします。
シングルマザーとしての生活を取り巻くたくさんの心配事があります。私の個人的な話や考えをシェアすることで、他にシングルマザーを考えている女性たちが一人っきりじゃないと感じられるように役に立てればと思います。
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