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レズビアンの母親に関する8つの事実

精子提供者の助けを借りて妊娠した子供を持つレズビアンの母親

クリオスの個人のお客様のうち、34%が精子ドナーの助けで家族をつくることを望むレズビアンのカップルです。ここでは同性の親に関する興味深い事実を集め、リストにしました。

クリオスでは、性的指向によらず、誰もが家族をつくるのをお手伝いできることに誇りに思っています。この記事では、同性愛カップルでこれから家族をつくりたいと考えていらっしゃるお客様に関する、いくつかの事実を集めています。 

1. クリオスの3分の1のお客様はレズビアンのカップルです

クリオスの個人のお客様のうち、レズビアンのカップルは大きな部分を占めており、正確には34%に及びます。クリオスがお手伝いする残りは、シングルの女性不妊の問題を抱える異性愛のカップルです。

2. 多くのレズビアンカップルが31歳から40歳の時に家族をつくり始めます

同性愛のカップルのお客様の70%は、不妊治療にドナー精子をご注文されたとき、31歳から40歳でした。もしこれが彼らの最初のお子さまであるとすると、一般的には平均的な女性よりもわずかに年齢が高いことになります。ヨーロッパ統計局によると、ヨーロッパの女性が最初の子どもを出産する平均年齢は、およそ29歳となっています。

クリニックでの不妊治療の3.75%がドナー精子を注文している

ほとんどのレズビアンカップルが、不妊治療クリニックでの人工授精のためにドナー精子をご注文されています。人工授精は、ドナー精子を直接子宮に注入するもっともシンプルな形態の不妊治療です。人工授精から始めてみて、もしも人工授精でうまくいかないようなら、ステップアップしてほかの方法に進むという人が多くいます。しかしながら、これには個人差が大きく、不妊治療の最善な方法は女性の年齢やこれまでの不妊治療歴といった様々な要因によります。

4. 50%が詳細プロフィール付きのドナーを選ぶ

お客様がクリオスでドナーをお探しの時には、基本プロフィールがついたドナーか、詳細プロフィールがついたドナーのどちらかをお選びいただけます。基本プロフィールは瞳の色、髪の色、人種や血液型といった情報だけが載っているのに対し、詳細プロフィールは興味関心、教育、赤ちゃんの時の写真、録音された声といった、多くの個人的な情報が含まれ。クリオスのドナーを選ばれたレズビアンカップルの約半数が情報量のずっと多い、詳細プロフィールのドナーを好まれます。

自国の法的規制により不妊治療のため渡航するレズビアンカップル

5. 19%が実際にお住まいの国ではなく、別の国で不妊治療を受けています

ドナー精子を利用した不妊治療をめぐっては、多くの国が異なる法体制を持っています。同性のカップルは不妊治療を受けることができない国もあれば、どんなタイプのドナーを選ぶことができるかに関して制限がある国もあります。そのため、クリオスで精子提供を受けるレズビアンカップルの20%近くが、希望するドナーで必要な治療を受けるために他国へ旅行することを余儀なくされたり、決断します。これは不妊ツーリズムと呼ばれ、もしこのことについてもっとお知りになりたければ、不妊治療を受けるために外国へ旅したPhobeと奥さまのブログ記事を読むようにお勧めします。

国ごとの精子提供に関する法規制は、こちらでリストがご覧になれます。精子提供の法的な側面についてはこちらでもっとお読みください。.

6. 誰がお子様を宿すかを決める3つの主な要因

二人のお母さま候補がいるため、どちらが赤ちゃんを宿するのかという、とても重要な決断があります。この決定をするうえで、3つの最も重要な要因についてお客様に尋ねました。

  • 意思 (39%)
  • 年齢 (28%)
  • 健康と妊孕性 (18%) 

加えて、母親となる二人ともが順番に妊娠を経験できるよう計画をしているといった方もいらっしゃいました。お客様がレズビアンの関係にあってドナー精子を使って妊娠しようという計画がおありなら、どちらが赤ちゃんを宿すかをどうやって決めるかというブログ記事をお読みになることをお勧めします。 

レズビアンの関係にある女性は、誰が赤ちゃんを産むかを決めなければなりません。交代で妊娠を経験する人もいます

7. レズビアンカップルのほぼ二人に一人が、法律上の困難を経験しています

前に述べたように、同性の家族に関しては国が異なれば法体制も異なります。当社の調査では、現在お住まいの国で子どもの両親として法的に認められるかにおいて、実に44%もの人が法律上の困難を経験しています。

8. もっと広く議論してほしいと希望されている5つのトピックスを挙げました

私たちの調査では女性たちに、同性の親に関してもっと広く議論されてほしいトピックスを尋ねたところ、5つ挙げていただきました。

  • ほとんどの国で、生物学上の母でない母親が法律的に親であると認められるためには、気の遠くなるような過程を経なければなりません
  • いくつかの国においては、生物学的の母でない場合は一切法律上の親とは認められることはありません 
  • 同性カップルがドナー精子を使って妊娠することが違法となる国もあります  
  • 上記にあげたような制限によって、同性カップルが親になるのには多額の費用がかかります(渡航費、法律相談費用など)。
  • 同性の親は、周囲に家族が二人の母親と子で構成されていると知られるやいなや、日常生活の中で差別的扱いを受けています  

この記事は、125人が参加されたクリオスインターナショナルデンマークの個人のお客様調査2020とフェイスブックグループFamily Dreamsの2021年5月の調査(10-67人が参加)に基づいて書かれています。この記事が面白かったなら、親になるまでにドナー精子を使うことに関する記事にもご興味があるかもしれません。 

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