選択的シングルマザーについて知っておきたい7つのこと
今日、「母親、父親、子ども」という伝統的な家族構成と大きく異なる家族の形がみられるようになりました。さまざまな家族の形が生まれ、自らの意思で未婚のままシングルマザーになることを選択する人の数も増えてきています。
クリオスは、選択的シングルマザーとして子どもを育てたいと考える女性の夢を叶えるお手伝いができることを大変誇りに思っています。ここでは、クリオスの精子ドナーを利用した300名のシングルマザーの方を対象にした調査結果をもとに、選択的シングルマザーにまつわる事実を7つのポイントにまとめました。
1. クリオスのご利用者様の半数以上が選択的シングルマザー
意外に思われるかもしれませんが、クリオスでドナーを探す方の大半はシングルマザーです。正確に言うと54%。残りの方は、レズビアン・カップルや不妊に悩む異性のカップルです。
2. クリオスを利用する選択的シングルマザーの多くは36歳から45歳
調査対象の選択的シングルマザーの78%は、36歳から45歳の時点で不妊治療のためにドナー精子を注文しています。女性の生殖能力は30歳から低下し始め、35歳で大きく低下することはよく知られています。そのため、多くの女性が35歳を過ぎてから、選択的シングルマザーになるための一歩を踏み出します。
しかし、早く始めるに越したことはありません。英国の国民保健サービス(NHS)によると、40歳を過ぎてからの不妊治療では、合併症のリスクが高くなる可能性があります。
3. 選択的シングルマザーの61%がドナー精子を使った人工授精(IUI)を予定
選択的シングルマザーのほとんどが、不妊治療クリニックで人工授精(IUI)を受けています。正確には、61%の選択的シングルマザーがドナー精子を利用した人工授精を受けています。ドナー精子を使った非配偶者間生殖医療には、他に体外受精や顕微授精があります。人工授精は最もシンプルで安価な方法なので、多くの女性がこの方法から治療を開始します。治療法の選択は、女性の年齢や不妊治療歴などによって異なります。
4. 良質のサポート体制と決意が成功の主な要因
約50%の女性が、選択的シングルマザーとして成功するためには、サポート体制が整っていることが重要だと考えています。プロセスは一人で行いますが、育児においては他の人からのサポートが必要なのです。しかし、それは夫婦で子どもを持つのとそれほど変わらないことかもしれません。特に新生児のときは、ほとんどの人が祖父母やその他の家族にサポートを求めます。
今回の調査で、シングルマザーとして成功するために重要な要素として2番目に多く挙げられたのが「決意」でした。
5. クリオスを利用した選択的シングルマザーの9割が家族の協力を得ている
圧倒的に多かったのが、シングルマザーとしてやっていくために、子守りや家事などで家族の助けを借りているという回答です。ここでも十分なサポートがあることの重要性を裏付ける結果となりました。
6. 10人に1人はすでに子どもがいる
クリオスでドナーを選んだ選択的シングルマザーの11%には、その時点ですでにお子さんがいました。そのうち約3人に1人が、ドナー精子を利用しての出産です。
シングルマザーだからといって、子どもを一人しか産めないわけではありません。経済力や体力、また精神的に余裕があって弟妹を生むことができれば、兄弟姉妹はお互いに心強い存在になります。
クリオスでは、同じドナーの精子を弟妹の治療のためにお取り置きすることができます。お子さんに遺伝的につながりのある弟妹がいた方がいいとお考えでしたら、お取り置きをご検討ください。
7. 選択的シングルマザー同士の情報交換
選択的シングルマザーたちは、皆、他のシングルマザーたちと情報交換をしています。ここでは、今回の調査で最も多く挙げられたアドバイスを4項目ご紹介します。
- 良いサポート体制を持つ
- 家事の基準を下げる
- 自分のための時間を作る
- 他の人に助けを求める
こちらでは、3歳の女の子のシングルマザーであるSigne Fjordのアドバイスを読むことができます。
この記事は、デンマークのクリオス・インターナショナルのプライベート・カスタマーケア調査2020(調査対象200-300人)と Family Dreams Facebook Groupのアンケート調査(2020年12月に実施、参加者10-52人)に基づいて書かれたものです。