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不妊と治療

ドナー精子を利用する異性愛カップルにまつわるタブーを打ち破る

異性愛者のカップルとその子供

近年、多くの異性愛カップルが不妊に関する問題を経験するようになってきており、お子さんをもつという夢を実現するためには代替案を見つけなければならなくなってきています。その代替案の一つが精子ドナーを使うことです。助けを必要とするカップルの数が増えているにもかかわらず、いまだに多くの人がドナー精子を用いての不妊治療に対する誤った認識を持っています。このブログ記事では、こうした誤った認識に異議を唱え、精子ドナーを使う異性愛カップルにまつわるタブーを打ち破る一助としたいと考えています。 

ドナー精子を用いて親になるという夢を叶えた異性愛カップルの中には、(自分の精子ではだめだったことを)恥と感じたり、烙印を押されたりするように感じて、どうやって家族ができたのかについて語りたがらない人もいます。私たちは、精子ドナーを用いる異性愛カップルにまつわる誤った認識に焦点を当てることで、理解を促進させ、こうした家族が自分たちの体験を周囲と共有しやすいようにできたらと考えています。以下では、ドナー精子を用いる異性愛カップルについてのよくある誤った認識を列挙しています:

再生産できなければ、男ではない

精子の質の問題で苦労している男性は、多くの場合それについて語りたがりません。本物の男ならば再生産できるはずだという前提から、(自分は失格のような)烙印を押されると感じ、恥じている場合が多いのです。再生産が人間の生物学の重要な一部である一方、男性であることの意味を定義するたくさんの特徴があり、再生産できなければ男ではないという考えは有害で、時代遅れの誤った考えであるといえます。再生産できない男性は、社会が期待する男性であることの意味に応えることができないように感じ、そのことが恥と不適格の感情をもたらすかもしれません。このことは深刻な精神衛生上の影響をもたらしえます。

なぜ男性が再生産できないのかに関しては不妊や疾患といった様々な原因があり、多くの場合自分で制御できないこうしたことを理由として、これらの男性を十分に男ではないと示唆するのはフェアではありません。研究は、総じて男性の精子の質が下がっていることを示しています。世界保健機関によるとカップルの6組に1組が不妊を経験しており、親になるのに助けが必要な状況であるといいます。言い換えるならば、男性不妊は私たちの社会でかなり普通のことなのです。そのため、恥や負の烙印といった感情を取り除くために、男性に男性不妊についてもっとオープンに話してもらい、それと同時に世界中の多くの男女に影響する不妊の問題に対する意識を覚醒させてもらう必要があります。

男性不妊は自分で原因をつくったものだ

男性不妊は多くの場合、自身の制御の外にある多くの要因によってもたらされえます。男性不妊の最もよくある原因には、遺伝的な疾患、ホルモンバランスの崩れ、感染症や身体的なトラウマなどが含まれます。肥満、脂肪の多い食事、喫煙は精子の質に害を与え、不妊をもたらすと証明されているように、精子の質にはライフスタイルの要因が影響を与えることがあります。しかし、ライフスタイルが精子の質を決定づける唯一の要因というわけではなく、遺伝、病気の既往歴、年齢もまた影響も与えます。遺伝的要因や遺伝性の疾患が精子の質を劣化させる可能性もあり、精子の質検査を行うことなく診断をするのは多くの場合、不可能です。結果として、一見すると多くの男性の健康状態は良好であるように見えるものの、不妊治療を経たりドナー精子を用いることなく子どもを授かることができないということになります。 

夫婦と子供

遺伝子を分けることなく、子どもの父親にはなれない

繰り返しになりますが、子どもと父親の間に遺伝的な関係がなければならないという前提は誤っています。父性というのは単に生物学的な関係以上のものですから、父親であることが遺伝子を中心に考えられていることは誤った認識なのです。父親であることには責任、愛情、支援、助言、養育などが含まれます。そしてこのすべてが、遺伝的な関係なくしても得られるものです。

異性愛家族で育ち、ドナーの助けで授かった子どもはアイデンティティの問題を抱えることになる

子どもを育てる際に最も重要なことは、愛情にあふれた支援的な環境を与え、お子さんが自身のアイデンティティを形成する手助けをすることです。お子さんがドナーの助けで授かったのであっても、愛情とサポートを注ぐことで、お子さんはほかの子どもと同じように健やかに育つことでしょう。

ドナーの助けで授かった子どもたちの多くは、どのように自分がこの世に生を受けたのかについてオープンで正直であることを尊重された家庭で育てられ、自分の出自について明確な理解をして育ちます。このことは潜在的なアイデンティティの問題を減らすことに貢献し、健全な自己認識を得ることを促進します。子どもの中には自分の遺伝的な出自がどこにあるのか興味を持ち、ドナーについてやほかのきょうだいがいるのかを知りたがる人もいるかもしませんし、他方全く興味を持たない子どももいます。ドナーの助けで授かった子どもに関するよくある誤った認識は、こうした子どもたちがドナーと関係を持ちたがるというものです。ドナーの助けで授かった子どもには、自分のドナーに会いたがる人もいますが、ドナーと関係を築きたいと考えている人はごくわずかです。お子さんがどうされたいと考えているにせよ、親としてできる一番重要なことはお子さんを支え、できる範囲で助けようとすることです。

ドナーの助けで授かった子どものうち、生まれてすぐから自分の出自について知らされてきた一例がEmmaです。彼女は精子ドナーの助けで授かったのですが、彼女の両親はドナーを彼女の話の一部にしました。彼女の物語は、異性愛カップルがどのようにして最大の夢をかなえたかをシェアする絶好の例です。

なぜ誤った認識に関する事柄に声を上げるのか

タブーや誤った認識は多くの場合、知識の不足から出ていて、これらを克服するもっともよい方法は啓発を通じてです。私たちのブログでは、様々な異性愛カップルの体験談や彼らがドナー精子を用いて親になった道のりについて読むことができます。:

総じて、人が夢を追うのを妨げることがあるため、タブーを打ち破ることは大切です。タブーを打ち破ることについて、もっと読みたいようなら、リンクをたどってシングルマザーにまつわるタブーやレズビアンの親にまつわるタブーについてのブログ記事をお読みになるようお勧めします。

もし異性愛カップルとしてドナー精子をお使いになることを検討されているようでしたら、疑問や心配があるのは当然です。オープンに議論するのは難しいよくある誤った認識のいくつかを挙げることで、このブログ記事が役に立つことを願っています。同じような状況にある誰か、あるいはドナー精子を用いて無事に親になられた異性愛カップルとお話されたいなら、私たちのフェイスブックグループFamily Dreamsにどうぞご参加ください。ドナー精子を用いての不妊治療に関して何かご質問がございましたら、カスタマーケアチームにお問合せいただくこともできます。 

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